エラボトックスを考えている人は、前もってリスクを知っておくことが大切です。
私は初めて受けたエラボトックスで失敗しました…。
期待と不安が大きかっただけに、ショックが大きかったです。
エラボトックスは美容医療の中でも人気が高く、ダウンタイムもほぼなく、比較的簡易にできることからやっている人も多い施術です。
しかし、エラボトックスは複雑な顔の筋肉に打つため、さまざまなリスクが起こり得ます。
「エラボトックスが気になるけど失敗が怖い」
「どんなリスクがあるのか知っておきたい」
「失敗してしまったけど元に戻るか不安」
こんな悩みのある人に読んでもらいたい内容をまとめました。
私が実際にエラボトックスで失敗した体験をもとに、失敗するとどうなるのか、どんなリスクがあるのか、気を付けておきたいことポイントを解説していきます。
・現在25歳、ふつうの都内OL
・エラボトックスで失敗→クリニックや薬剤を変更して成功
・小顔のために50万円以上つぎこんできた(例:小顔矯正、美顔器、エステマッサージ、ボトックスなど)
・ボトックスは各箇所合計5回以上施術

エラボトックス注射の基礎知識

エラ張りは、咬筋というエラの筋肉が発達してることが主な原因。
エラ張りを抑え、顔の横幅を小さくしてフェイスラインを整える目的でボトックス注射が行われます。
ボトックスが効く理由は、ボツリヌス菌の作り出す毒素を少量含んだ薬剤に「筋弛緩作用」があり、筋肉に注入することで動きを抑制することがきます。
ボトックスは医療目的でも様々活躍していて、2002年に米アラガン社の「ボトックスビスタ」が眉間のしわ治療として国に承認されて以降、世界に大きく普及して治療件数は年々増加傾向にあります。
手術を行わない治療であるため、ごく短い時間で回復します。
引用元:湘南美容クリニック
エラボトックス治療を受けた人のほとんどが、治療後3日~7日目くらいで筋肉の動きに違和感を感じ始めます。
筋肉の縮小作用、たるみ改善作用は、治療後1ヶ月程度で実感され始めます。
ボトックスの効果は徐々に表れ、3か月目以降から緩やかに戻っていくので、周囲に気づかれにくかったですし、ずっと打たないでいると元に戻っていきます。
最初は4、5か月おきに打つことで、効果を長く持たせることができました。

私の場合は、最初のエラボトックスでは4ヶ月目までがピークで、その後緩やかにに元に戻っていきました
ただ、表情筋は複雑に作用して働いており、エラの咬筋は3つの層(浅層、中間層、深層)に分かれているため、先生の腕が試される施術とも言えます。
そのため、エラボトックスにはさまざまなリスクがあります。
【体験談】エラボトックスの失敗例と画像
エラボトックスを打つか迷ってる人は、失敗するのではないかという不安があるかと思います。
私も初めてエラボトックスを打つ前は「顔が変になったらどうしよう…」とものすごく不安でした。
美容医療の中ではメスも使わず比較的簡易な施術ではあるものの、顔に打つとなると失敗は避けたいものです。
エラボトックスの失敗画像
私は実際に一番最初に打ったエラボトックスで失敗を経験しています。
打ってから数週間後、ボトックスの効き具合のバランスが悪く、効かなかった部分がポコッとやや目立ってしまいました。これは、ボトックスが筋肉の深い層と浅い層の双方にバランスよく効いていない証拠です。


わかりやすい画像がなくてすいません!上はボトックスを打ってから1週間~3か月の写真です。
グッと噛みしめると、エラ部分がよりポコッと明らかに不自然な形に筋肉が盛り上がります。
この状態のときは早く元に戻ってほしいと、とても不安でした。



普通にしていたら目立たないけど、食事とかで嚙みしめた時に周囲に変に思われないか不安だった。。
もう一つ、失敗例を紹介します。
失敗というほどではないのですが、頬が瘦せて頬骨が目立つ「頬コケ」もありました。


同時進行していた歯列矯正や抜歯の影響もあってか、頬コケがピークになった時期の画像です。
そこまで酷くないのですが、これ以上酷くなったら老けて見えるしフェイスラインが綺麗とは言えない形です。
そこから半年後、現在の画像は以下の通り。


少しずつ元に戻ってきて、コケている感じがなくなりました。



先生にはまだエラボト打たなくていい状態って言われたので、今後エラが張ってくるようだったら注入します!
私がエラボトックスで失敗した原因




私が失敗した、エラの一部が膨らんで見えてしまう現象は、ボトックス注射をしてから1種間以内に起こりうるとされています。
この現象はパラドキシカルバルジング(Paradoxical Bulging )と呼ばれ、直訳すると「逆説的なふくらみ」となります。
エラの咬筋には3層(浅層・中間層、深層)あり、これらに均等に薬剤が浸透しないと、ボトックスの効いていない箇所の筋肉が過剰に運動してしまい、このようにボコッと盛り上がってしまうのです。
起こる可能性としては、医師のスキルと個人の体質差もあります。



この失敗が起こってしまった時は、、?
一般的には、特別な処置をしなくても時間とともになくなることが多いとされています。
慌てて追加注入せずとも、ボトックスの拡散を待ってみることがおすすめされています。



元に戻るのがボトックス失敗時の良いところだと実感…
数週間以上続く場合や、さらにはどんどん悪化していく場合には、追加でボトックス注入してもらえないかクリニックと相談になります。
エラボトックス失敗後の変化画像
私の場合、エラの一部が盛り上がる現象は徐々に目立たなくなり、最終的にはなくなりました。
でも初回に行ったクリニックでは特にアフターフォローがなかったので、相談する機会がなかったのが不安でした…。
もともと対応に少し不信感もあったので、別のところで再診してもらおうと思い、いろいろリサーチして今のクリニックにたどり着きました。
結局のところ、クリニック選び、医師選びが一番重要です。
エラの咬筋が元に戻ったころ、新しいクリニックでボトックス注射をしてもらった結果、かなり綺麗に変化が出ています。
今では、そのクリニックで合計3回、半年に1回程度の頻度で打ちましたが、かなりフェイスラインが変わったので、本当にエラボトックスはやってよかったです。




私が今実際に通っている都内クリニックの詳細は有料Noteで紹介しています。
※クリニックは都内1店舗しかなく、今でも予約で埋まりやすいのでむやみに広めたくないことから、購入者限定の有料コンテンツにしています。ご了承ください。
人気クリニックの料金や詳細の比較は、こちらの記事で紹介しています。


エラボトックスで起こり得る失敗例・画像
エラボトックスはダウンタイムもほぼなく、比較的簡易な施術とされていますが、もちろんリスクはあります。
エラボトックス注射後に起こる可能性のあるリスクについて、書籍『ボツリヌストキシンはこう使う! ―ボツリヌストキシン治療を中心としたコンビネーション治療のコツー(PEPARS)』をもとに、実際の失敗事例と一緒にご紹介します。
①笑顔が作りにくくなる・・・笑うための筋肉は咬筋に近く、過剰注入や注入箇所によって起こりうる
②たるみ・・・筋肉が減った分、皮膚がたるむことがある
③頬コケ・・・注入量が多い、注入位置が高すぎると生じる場合がある
④口を開けにくくなる・・・口を開ける筋肉に浸透して稀に起こりうる
⑤エラの一部が変に膨らむ・・・効きムラがあると、咬筋の一部が異常に運動してボコッと出て見える(私の失敗はこれでした)
エラボトックス失敗例①笑顔が作りにくくなる
エラボトしたら顔小さくなったけど笑顔が引きつる ほうれい線目立つ
— mmm (@uiiii_79) July 22, 2019
しばらくエラボトやめよう
— コツみ (@7hvurgxpv3fk) January 25, 2021
笑顔引きつる😭
口角を上げるための筋肉、笑筋にボトックスが拡散してしまうと、笑いにくくなってしまうことがあります。
下の図を見てもらうとわかるように、エラの咬筋と笑筋は付着しているので、ボトックスを打つ位置が適切でない場合や、注入量が多いと起こりやすくなります。


このリスクを避けるには、打っても安全な場所に注入する必要があります。
まずは実績がしっかりとあるドクターを選ぶようにしましょう。
エラボトックス失敗例②皮膚のたるみ


エラの筋肉が減った分、皮膚のたるみが気になった時の画像です。
ボトックスの効果で、咬筋のボリュームが減ることで、余った皮膚がたるんでしまうことがあります。
年齢を重ねてからいきなり打つとたるみやすいとも言います。
一度に大量のボトックスを注入するのではなく、少量を数回に分けて施術することで、ゆっくりと咬筋のボリュームを減らしていき、皮膚がそれに合わせて収縮することができます(皮膚収縮能力)。
たるみの改善策としては、医療用ハイフや、糸リフト、ヒアルロン酸注入によるリフトアップといった施術を活用できます。



私も皮膚のたるみを感じ、自宅でヤーマンのEMS(電気刺激)美顔器を使っていたら改善しました


エラボトックス失敗例③頬がコケる
エラボトックスの使用量が多い場合や、注入箇所が高すぎると、頬がコケて見える場合があります。
私は頬骨が目立ちやすいタイプだったので、「上の方には入れないでおきましょう」とドクターに言われました。
それでも頬骨が目立つようになったので、元々の骨格によって、筋肉量が減るとホネボネしさが表れやすくなることがあります。
ふっくらと丸みを帯びたフェイスラインがいい人は事前にドクターに相談しておきましょう。



私は時間の経過とともに改善して、今では気にならなくなりました
エラボトックス失敗例④口を開けにくくなる


口が開けにくくなる開口障害は、咬筋よりも深い位置の筋肉(外側翼突筋)にボトックスが浸透してしまうことが原因で起こります。
外側翼突筋は咀嚼するための筋肉のひとつで、口を開ける動きをするため、ボトックスが浸透してしまうと口が開けにになります。
注入する位置が高すぎる、そして深すぎるとこのリスクが起こることがあります。
エラボトックス失敗例⑤エラの一部が変に膨らむ
ボトックスがエラの咬筋に均等に浸透しなかった場合、咬筋の一部が異常に運動して発達することで、ボコッと盛り上がってしまいます。
この現状はパラドキシカルバルジング(Paradoxical Bulging )と呼ばれ、直訳「逆説的なふくらみ」と言い、エラの筋肉の効きにムラが出来ている状態です。
前の章でご紹介した私の失敗はこれが原因です。
普通にしているとそこまで目立つことはないのですが、食事中、咀嚼するときなど、噛みしめる動きをするとわかりやすく突起します。



時間とともに完全に元に戻りました
エラボトックスで失敗しないためには
エラボトックスで失敗を避けるためには、
- 過剰に注入しない
- 安全な薬剤が使用されているかHPを確認する
- 実績のあるクリニック・ドクターを選ぶ
- カウンセリングが丁寧かどうか初診相談で見てみる
これらをチェックしておくことが大切です。
カウンセリングでは、相談してみて「ちゃんと一人一人に丁寧な診察をしているか」「アフターフォローも安心できるか」をよく見てみます。
実際に、クリニックによって対応の差は大きいと感じています。
最初に行ったクリニックは有名なクリニックでしたが、印象としては人数を多く回すのに必死な感じで、初めてのボトックスなのにすごく不安がありました。
そのため、2回目はたくさん調べてから安心できそうなところを探してから行くようにしました。
まずは口コミなどを事前チェックし、初診相談は満足いくまで何件か訪ねてみることをおすすめします。
美容医療の口コミアプリのキレイパスでは、料金や口コミ、画像などを確認し、気になるところを予約することができます。
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最後に
初めてエラボトックスを打つ前は、本当に不安でした。
そして失敗を経験して、もっとちゃんと調べておけばよかったと後悔したので、これからエラボトックスを打つ人は、事前にリスクを知ってもらい、自分に合ったクリニックを見つけてほしいと思っています。
ただ単に施術をするだけでなく、ちゃんと自分の不安や悩みにも寄り添ってくれるクリニックに出会うことが一番大事だと思います。
人によって筋肉の付き方は違うため、効果やボトックスの打ち方も異なります。
1回目の私みたいにエラボトックスを打ってガッカリしてほしくないので、一人ひとりに向き合ってくれるクリニックなのかを判断してから、ボトックス注射をするか決めることをオススメします。
エラボトックスで是非一緒に綺麗なフェイスラインを目指していきましょう♪
人気クリニックの料金や特徴の比較は、以下の記事も是非参考にしてみてください。


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