美人の共通点に、顔の下半分の美しさがあげられます。特に、美人の条件は「歯並び」と横顔の「Eライン」と言われています。
私は、口元がモコっと前に出ている「口ゴボ(ゴボ口)」にコンプレックスを長年抱き続けてきました。
どんなにメイクやヘアスタイルを頑張っても、隠し切れない口元のもたつきのせいで垢抜けられず、自分に自信を持つことができませんでした。

マスクを外すとガッカリされる気がして嫌だった…。
一方で歯並びは良かったため、歯列矯正にお金をかけることに抵抗がありました。
「口元の突出にコンプレックスを感じている」
「歯列矯正で口ゴボがどう改善できるのか知りたい」
「歯並びは良いけど歯列矯正をするべきか迷っている」
このように、私と同じように口元に悩みのある人に向けて、実際に歯列矯正で変化するのか、私のビフォーアフターと治療期間や費用などについて解説していきます。
- 2021年から歯列矯正中の20代都内OL
- ずっと口元の突出(口ゴボ)がコンプレックスだった
- 審美性(見た目の美しさ)を大切にした歯列矯正にこだわる



口ゴボを改善して、顔の下半分に自信が持てるように一緒に頑張りましょう♪
口ゴボとは?歯並びは良いけど口ゴボになる原因


口ゴボとは、口元(上唇・下唇とも)が盛り上がってる状態のことです。
私の矯正前(2021年)の横顔の写真が上部左で、口元がもっこりとしていて、とてもじゃないけど綺麗とは言えないですよね。
美人の条件とされる横顔のEライン(鼻と口と顎を結ぶ線)が綺麗に一直線にならず、口元が前に突き出しています。
私の口ゴボの特徴は、以下の状態でした。
- 鼻と顎を結ぶ直線上より唇が前に出ている
- 口が閉じにくく、下唇に力が入っている(下あごに梅干し皺ができる)
- 唇が分厚い
これらに当てはまった人は口ゴボの可能性があります。
口ゴボの原因としては、以下があげられます。
- 前歯が出ている
- 骨格上、上下のあごの骨が前に出ている
- 鼻が相対的に低い
- 下あごが小さくて引っ込んでる
遺伝的な要因の他にも、舌に位置が不適正で前歯を押していたり、口呼吸や指しゃぶりといった、癖や習慣によって口ゴボになることもあります。
私の場合は、子供の頃に口呼吸の習慣があったり、舌で前歯を押してしまっていたこと、そしてあごに歯が収まらなかったことなどが口ゴボになった理由としてあげられます。
小さい頃から、歯並びは良いけど口元が出ていることが気になっていました。
歯列矯正で口ゴボは変化するのか?
結論、歯列矯正で口ゴボを改善することは可能です。
ただし症状によっては外科手術が必要な場合もあります。
ちなみに、自力で治らないのかと思ってマッサージや手で押したり(←多分良くないから真似しないでね)、いろいろ試したけど全く変化ありませんでした。(笑)
歯列矯正のみで改善できる口ゴボの適応症例としては、
- 前歯が出ている
- 歯列が乱れていて唇を押している
- 歯並びは良いけど全体的に口元が出ている
といった状態があげられます。



私の場合、3つ目の「歯並びは良いけど全体的に口元が出ている状態」でした。


ただし、症状が酷い場合は、手術を掛け合わせた外科矯正が必要となるケースもあります。
私は別クリニックの初診相談では、手術と歯列矯正を掛け合わせた「外科矯正」が必要だと言われましたが、今のクリニックでは歯列矯正のみで改善可能と言われました。
クリニックによって得意や対応できる治療方法は違うので、最初にいろいろな矯正歯科で診てもらうことが大事です。
外科矯正の場合、あごの骨を切断して口元を引っ込めるため、見た目は大きく変えることができるメリットがある反面、手術によるリスクもあります。
術後の回復期間が大変だったり、思っていたようにならなかったといったリスクがあるので、事前によく相談してから決めることが大切です。
口ゴボ改善のための歯列矯正の種類
いざ口ゴボ改善のために歯列矯正をしようと決めた時に、最初に悩んだのが矯正種類の選択でした。
歯列矯正には、
- マウスピース矯正
- 表側矯正
- 裏側矯正
- ハーフリンガル矯正
の大きく4種類の矯正方法があります。
それぞれの矯正の特徴を以下にまとめました。
マウスピース矯正 | 表側矯正 | 裏側矯正 | ハーフリンガル矯正 | |
---|---|---|---|---|
目安期間 | 数か月~2年 | 1~3年 | 2~3年 | 2~3年 |
費用相場 | 30~100万円 | 60~130万円 | 100~170万円 | 80~150万円 |
メリット | ・目立ちにくい ・取り外し可能 ・ホワイトニング可能 | ・幅広い症例に対応 | ・正面から目立たない | 表側矯正と裏側矯正どちらのメリットもある |
デメリット | ・自己管理が必要 ・対応できない症例もある | ・目立ちやすい ・食べかすが目立つ | ・費用が高い ・期間が長い ・滑舌が悪くなる | 表側矯正と裏側矯正のデメリットと重なるものが多い |
私は表側矯正にしましたが、矯正中にどうしてもワイヤー装置が目立ってしまう印象があります。
もしマスク生活でなければ、目立ちにくい矯正を選択していたと思います。
矯正は長くて3年もかかるので、矯正中の過ごし方についても考慮しておくと良いでしょう。
ご自身の治療の適応や、より詳しい治療期間・費用などを知りたい場合、矯正種類が豊富に揃っている南青山矯正歯科クリニック
目立ちにくい歯列矯正「マウスピース矯正」の人気ブランドをまとめて比較している記事はこちら▼▼





途中でクリニックを変えたり、矯正種類を変えることは難しいため、最初によく検討してから決めるようにしましょう。
口ゴボ矯正にかかった期間と費用


歯列矯正は長い時間と高い費用がかかるイメージですが、矯正歯科によって金額も期間も様々です。
私は、表側矯正で、抜歯もしているため、歯並びは良いのですが費用も期間もガッツリかかりました。
口ゴボ改善のために、実際に歯列矯正でかかった費用と期間をそれぞれご紹介します。
口ゴボ矯正にかかる費用
私が口ゴボ矯正にかかった総額は、約140万円でした。
表側矯正にしては高いのかなという印象です。
具体的な内訳はこちら。▼
- バンド(ワイヤーを引っ張るために奥歯に装着するもの)…約5,000円
- 矯正抜歯…1本約3万円(×8本)
- 固定費…約70万円
- 管理料…毎月約1万円(×30か月)
- アンカースクリュー…約8万円+約8万円(追加のガミースマイル治療)
- 保定装置費…約10万円
- 保定観察料…3か月毎約8,000円
固定費というのが一般的な矯正費用のイメージで、約70万円だと一般的な金額です。
その他、抜歯費用やアンカースクリュー(矯正用ネジで矯正をサポートするもの)費用、そして毎月の調整費にかかる費用が乗っかることで、かなりの金額になってしまいました。
矯正歯科によっては、以下の制度も利用できる場合があります。
- トータルフィー制度(最初に全額支払う)
- デンタルローン
- 医療費控除
医療費控除は症状によって適応可能な場合があるので、事前に矯正歯科に相談しておくことがおすすめです。
金額も支払い方も違うので、最低でも3つのクリニックで相談・見積もりを出してもらい、比較してみるのがオススメです。
口ゴボ矯正の流れと期間
私の口ゴボ矯正のトータル期間は約30か月で、流れは以下の通りです。
レントゲン撮影、口腔内写真撮影で、口の中の状態をチェック。今後の流れと矯正治療について説明されます。
虫歯や歯周病のリスクを検査します
レントゲン撮影、顔、口腔内写真撮影、歯の型取りを行い、結果をもとに治療方針や期間の相談を行います。
必要に応じて虫歯の治療や詰め物の調整を行います。
いよいよ矯正装置を付けて歯を動かしていきます。毎月の通院でワイヤー調整が必要。
抜歯やアンカースクリュー矯正も同時並行で進めていきます。
歯列矯正が完了したら、後戻りを防ぐためにリテーナー器具を使って保定する必要があります。
3~6カ月に1度、メンテナンスを継続していきます。
私は矯正期間は30か月(2年半)と見積もられていますが、歯の移動速度によってはプラス約12か月長くなると言われました。
矯正後は、保定治療期間が約1~2年間あり、簡易的な装置を付けて歯の位置を安定させる必要があります。
年数を見るとかなりの長丁場だけど、気が付いたらもう2年近く経ってあっという間に感じたので、歯列矯正を始めるなら早く決断した方がいいなって思いました。
最初の1年はあまり変化を感じられなくて心が折れそうだったけど、1年を過ぎたあたりからかなり変化してきたので、モチベーションが上がっています!
【ビフォーアフター】歯列矯正による口ゴボの変化


矯正開始前の口ゴボの状態と、現在の矯正開始1年10か月後のビフォーアフターを比較してみました。
口元のモコっと感がだいぶ改善してきているのが実感できます。
矯正開始1年10か月までの口ゴボ変化の流れもまとめました。


矯正開始直後は、表側に付けたワイヤー装置のせいで口元がさらに押し上げられてしまっていました。
口ゴボがコンプレックスのため、この時期は人前でマスクを外すのがとても嫌でした。
変化が見えたのが、矯正開始から1年が経ったあたり。
徐々に以前よりも口元が引っ込んできて、変化を見るのが楽しみになっています。
歯列矯正で口ゴボが改善するのか、正直最初は半信半疑なところがありましたが、徐々に変化していって、人に横顔を見せるのも怖くなくなってきました。
Instagramでも変化の様子を更新しています▼


【Q&A】口ゴボ矯正にあったトラブル・よくある疑問
口ゴボ矯正中に気になったことや、起きる可能性のある問題をご紹介します。
矯正すると人中や顔が長くなる?
まさに今、人中や顔が長くなったように感じています。
口ゴボの人は特に、口元が前に出ている分がまっすぐ垂直に下がると、長く見えてしまうのは仕方ないと思っています。
顔が長くなったのは、歯茎が動いている影響なのか、もしくは顔の横幅が小さくなったので相対的に長く見えてしまうのもあるのかもしれません。
他の矯正した人を見ても、人中は長くなって見える場合が多いように感じます。
イメージとしては、子供顔(可愛い印象)から大人顔(スマートな印象)になるパターンが多いかもしれません。
対処法として、メイクで改善できたのでご紹介します。


鼻の下や顎先にシェーディングをのせると、陰になって目立ちにくくなりました。
シェーディングをエラや顔のサイドに入れすぎると、顔の長さが強調されるので要注意です。
シェーディングのカラーを選ぶ時にはパーソナルカラー診断が役に立つので、まだ診断していない人はおすすめです。
私はココナラで3,000円くらいで診てもらいました。使用レポは以下でも解説しています。


矯正によって顔の印象がどう変化するのか、気になる人は前もって先生に聞いてみることがおすすめです。
歯列矯正でガミースマイルに?


歯列矯正をして1年半が経ち、ガミースマイルになってきました。
もともと、矯正前も軽度なガミースマイルではあったのですが、完全にガミースマイルになっています。
理由は、口元が引っ込んではいるものの、歯茎ごと下向きにも動いてしまっていることが要因でした。


今後、ガミースマイル改善のため、新たにアンカースクリューを使った治療を同時進行することになりました。


アンカースクリューによって、追加で約8万円の費用が予定外にかかってしまいましたが、改善できるのならと必要経費として泣く泣く支払いました。



今後のガミースマイル改善の経過も更新予定!
ガミースマイル悪化について、以下の記事で詳しく解説しています。


矯正中の見た目が気になる?
矯正開始したのが2021年のコロナ禍真っただ中で、マスク生活だったので表側のワイヤー矯正を決断しました。
表側矯正は比較的費用が安くて、矯正期間も短い傾向にあるメリットがあります。
が、矯正装置の見た目が思った以上に気になります。
誰かと一緒に食事をする時、マスク無しで話す時、歯を見せて笑う時など、見た目が気になってしまって思いっきり笑うことができていません。
相手は自分が思っているほど気にしていないと思うのですが、自分で意識してしまうので、口元を隠す癖がついてしまいました。
もし今矯正種類を選べるなら、目立ちにくい裏側矯正かマウスピース矯正を選びます。
矯正中の見た目を気にする人は、目立ちにくい矯正がおすすめです。


歯列矯正で口ゴボ改善以外に得られるメリット
私は口ゴボ改善のために歯列矯正を始めたけど、口元が引っ込んできた以外に得られたメリットもあります。
- 顔が痩せた
- 虫歯に気が付けた
- 口臭が改善した
- コンプレックスから解放された!
歯列矯正をして、顔つきは変わったなって思います。
顔の肉が落ちて、「痩せた?」「顔がシュッとした」と友達によく言われるようになりました。
そして、虫歯治療や口臭改善など、見た目だけでなくて健康面でもメリットを感じられました。
メイクやヘアスタイル、ファッションをどんなに頑張っていても、口ゴボのせいで自信が持なかったので、なによりも長年のコンプレックスから解放されるのが最高に嬉しいです。



学生の時からずっと悩んでいた口ゴボのストレスからようやく解き放たれる、、!
歯列矯正での口ゴボ変化まとめ
いかがでしたでしょうか?
歯並びの良い口ゴボでも、歯列矯正で改善することができます。
歯列矯正にはマウスピース矯正や表側矯正などの種類があり、矯正歯科によって得意やできる治療方法が異なります。
矯正種類の他にも、矯正費用や期間も変わってくるので、最初に複数の矯正歯科へ相談に行ってみることが大事です。
目立ちにくい矯正を検討したい人は、マウスピース矯正も選択肢に入れてみてもいいかもしれません。
マウスピース矯正は適応症例が少ないことが多いですが、全体矯正ができるDPEARL矯正が近年人気が高まっています。
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DEPEAL矯正の口コミはこちらの記事で詳しく解説しています。


アンカースクリューに
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