「乾燥肌やオイリー肌などよく聞くけど、自分はどのタイプの肌質なんだろう?」
「乾燥肌向け商品を買っていたけど、もしかして自分には合っていないのかも」
「今の肌質を改善するには結局どうしたらいいの?」
肌質を知らないと、適切な対処ができなくて困ってしまいます。
自分がどの肌質なのかを知ることが一番重要なポイント。
本記事では、分類ごとの対処法をまとめてご紹介します。
内容は「えりりんちゃんねる」でお馴染みの美容皮膚科医 上原恵理さんの『医者が教える 人生が変わる美容大事典』を参考にしています。
読んだことがある人は重複になるところが多いので、リターン推奨です。
参考書:『医者が教える 人生が変わる美容大事典』肌質を知ることで、自分に適したライフスタイルやスキンケアを明確にしましょう。
肌質を知っておいた方がいい理由
肌質は遺伝だけでなく、様々な要因によって変化していきます。
▼肌質が変化する要因例
- 生活習慣
- スキンケア
- 年齢
- 季節
そのため、肌質を知ることで自分に適したライフスタイルやスキンケアを明確にできます。
肌質は皮脂量×水分量で分類されます。
- 皮脂量…皮脂によって水分を逃さないよう守る
- 水分量…角質の水分量を保持する保湿能力が重要
肌質を知ることで、自分は皮脂が不足しているのか、保湿機能を高めた方がいいのかを知ることが出来ます。
肌質の分類

ノーマル肌
皮脂量も適切で、保湿能力も高い状態の肌です。
普通肌とも呼ばれ、バランスの取れた状態になっていますが、誤ったスキンケアや生活習慣によってドライスキン(乾燥肌)やオイリー肌(脂性肌)に傾くことがあります。
ノーマル肌でも油断せずに適切なスキンケアで肌トラブルを防ぐ必要があります。
オイリー肌
全体的に皮脂量が多く、保湿能力の高い状態にあります。
水分量が高いので乾燥しないのですが、皮脂が過剰に分泌されて常にべたついています。
皮脂はかならずしも悪いものではなく、お肌を外部から守るために必要なものです。
つまり皮脂が過剰に出ているのは、たくさん皮脂が必要なほど肌の機能が低下していることを指します。
オイリー肌改善のためには、肌内部の機能を高める必要があります。
- 皮脂を取りすぎない…皮脂は定期的に取らないとニキビの原因になりますが、必要以上に取りすぎると乾燥して逆に皮脂分泌が活発になります。
- 生活習慣を見直す…睡眠不足やストレスは、新陳代謝が乱れて皮脂×水分のバランスが崩れます。
- 外的刺激を防ぐ…手やタオルの摩擦によって、刺激に対して防衛しようと皮脂が増えます。紫外線も水分量が低下して、皮脂分泌が過剰になるので対策が必要です。
ドライスキン
皮脂量も保湿能力も低いのがドライスキン(乾燥肌)の特徴。
バリア機能が低下しており、様々な肌トラブルが起こりやすい状態です。
カサカサしている・小じわができやすいという人は乾燥肌の可能性が。
間違ったスキンケアや生活習慣の乱れ、そして加齢による水分やセラミドの減少が原因の一部です。
肌への刺激を抑え、しっかりと保湿対策することが必要です。
- やさしく洗顔…低刺激の洗顔料を使い、ぬるま湯でこすらず汚れを洗い流します。
- 保湿対策…自分に合った化粧水やクリームなどでしっかり水分を入れます。特にセラミドやヒアルロン酸が有効。
- 外部刺激から守る…バリア機能が低いため、部屋の温度・湿度を適切に保ちます。紫外線対策もしっかり行い、ダメージを防ぎます。
インナードライ
皮脂量は多いが、保湿機能は低い状態です。
一見すると皮脂が多いのでオイリー肌だと思われがちですが、内部の水分量が低いのが違いです。
見分け方は、オイリー肌より肌がゴワゴワと固く、夕方くすみやすく時間とともに変化しやすいことが挙げられます。
オイリー肌向けのスキンケアをしてしまうなどの誤ったスキンケアや、生活習慣の乱れによることが多いです。
インナードライを改善するには、角質層の乾燥を防ぎ、油分と水分のバランスを正しく整えることが大切。
- 保湿効果のある洗顔料を使う…オイルクレンジングや洗浄力の強いタイプを使うと、肌の潤いを取りすぎてしまいます。余分な皮脂はしっかり落とすけど、潤いが持続するようなクリームタイプがオススメ。
- 保湿対策…皮脂が多いからと保湿をしないと内部の乾燥が悪化します。化粧水やクリームを使って保湿を徹底します。
- 生活習慣…睡眠不足や食生活の乱れ、ストレス対策によるケアが大切。
- 紫外線対策…紫外線は肌の水分低下の原因です。UV対策は必須です。

混合肌
UゾーンはかさついてるのにTゾーンはべたついている……といったような顔の中でも部分によってスキンケアタイプが混在している状態です。
日本人の特に20代・30代に多いのがこの肌質です。
混合肌になる原因は主に乾燥によるもので、ドライスキンと同じような対策が必要になります。
- 優しい洗顔・クレンジング…オイリーな部分が気になりがちですが、マイルドな洗浄力のものを選び、油分の気になるTゾーンから洗うようにします。
- 保湿対策…化粧品は保湿にこだわり、メイクも皮脂吸着のものより保湿を重視します。オイリーな部分は薄塗りにしておきます。
- 紫外線対策…ドライスキン同様にUV対策は年中必須です。
最後に
肌質によって適切なケアが違うので、まずは今どの肌質なのかを認識しておくことが1番重要です。
オイリー肌だと思って使っていたスキンケアが実は逆効果だった……ということがあります。
今のスキンケアや生活習慣が肌質を悪化させている原因かもしれません。
現在のスキンケアを見直して、適切なケアを行うことでノーマル肌に近づくことができます。

肌質を正確に知りたいなら、美容クリニックで見てもらえます。
市販のスキンチェッカーも良い目安になっておすすめ。
▼私も使っている市販のコスパ良いスキンチェッカー
美ルル スキンチェッカー 水分 油分 弾力 測定数字で判断できるから見分けやすいのが嬉しいところ。
*本記事の参考書籍 上原恵理さん(著)*
参考書:『医者が教える 人生が変わる美容大事典』▼家でできる肌質改善の詳しい方法はこちらの記事でご紹介


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