私は口ゴボ改善のために歯科矯正をしているのですが、今回、矯正開始約10カ月目にアンカースクリューを入れていきました。
アンカースクリューとは、矯正用に歯茎に差し込む小さな金属製のネジのことで、これを固定源として矯正の引っ張る力を強くすることが出来ます。
効果の最大化や動かす向きの工夫、時間短縮などといった効果があります。
でもネジを歯茎に入れるのって痛そう。。
という不安がありますよね。
実際にやってみての痛みやデメリット、そして当日の流れについて解説していきます。
アンカースクリューは痛い?
結論から先に言うと、思っていたより痛くなかったです。
むしろ抜歯の方が痛い。(特に下の親知らずの抜歯は、比べ物にならないくらい痛い。)
私の場合は、上顎内側の左右2カ所に植立するタイプで、奥歯の固定源を強化する目的です。
今回はアンカースクリューだけを植立して、後日ゴムを付けて歯を引っ張ります。
歯科矯正用アンカースクリュー治療における痛みは3種類ありました。
①麻酔注射の痛み
アンカースクリューで一番痛かったのが麻酔の注射でした。
歯茎に麻酔を打ったことがある人ならわかるかと思いますが、まあまあな痛さですよね。
注射の前に表面麻酔(麻酔薬を表面に塗布)をしているので少し緩和されているかもしれないですが、グッとくる痛みでした。
でも最初のこれを耐えれば、あとは恐れていたような痛みはありませんでした。
②ネジを埋め込む痛み
アンカースクリューは麻酔の量も少量なのに痛みも少ないという、イメージと反する治療。
でもイメージが怖すぎて、今ネジを入れられている、、!という感覚が恐怖心をあおりました。
キュイーンというねじ込んでいる軽い音も少し聞こえて、痛みはなくても恐怖があるといった感覚です。
ネジを埋め込んだ瞬間は上顎の骨全体が圧迫されているような、微妙な窮屈感もありました。(しばらくして慣れたのか違和感なくなりました。)
③装着後の痛み
「付け終わりました~」と言われたとき、
「え、まだ埋め込み途中では?」っていうくらいネジの存在感が強く、かなりはみ出してるように感じました。
しかし鏡で見るとそうでもない。
1㎜でも口腔内は違和感を感じやすいかも。。徐々に慣れていく
麻酔が切れた後でも全く痛みはなかったので一安心。
ただ上顎の内側2カ所に付けたので、常に舌に当たるし、食べるたびに舌に擦れて痛いのがかなりの難点でした。
矯正器具も最初は擦れる痛みと違和感あったのけど適応できたので、これは慣れるしかないなと覚悟を決めました。。
アンカースクリューのデメリット
食べにくさがレベルアップする
アンカースクリューが食べ物の通り道にあるため、咀嚼しているときも飲み込むときも、舌にあたって痛い、、!
舌が擦れて傷だらけになりそうだし、ネジも外れるんじゃないかと不安になります。
ワイヤーとはまた違った種類の食べにくさがあります。
また、特にゴムかけ前(ネジだけ植立して、まだ引っ張ていない状態)は食べ物が引っかかることが多いらしく、繊維系には要注意とのことでした。
後日ゴムをかけると、改善されるとのこと。
私はとにかく食べるときの痛みとストレスが耐えられそうにないので、矯正用ワックスを使用しています。
取れやすいのが難点ですが、付けているときは痛みがかなり軽減されます。
痛み改善方法について、詳しくはこちらの記事で解説▼
再手術のリスクもある
歯根の間にアンカースクリューを埋め込むのですが、その際歯根が近接していてスペースがない場合、位置を変更して再度植立しなおすことがあります。
また、骨質が柔らかかったり、ブラッシングが不十分で観戦した場合、アンカースクリューが動揺してくる可能性があります。
その場合は後日再度手術となります。
アンカースクリュー周囲のブラッシングは、タフトブラシを使って優しく汚れを落とします。
当日の流れ
まずは毎月行っているワイヤーの調整を行ってから、アンカースクリューの植立を行いました。
麻酔を効かせた後、アンカースクリューの植立はあっという間で、抜歯よりも簡単な印象です。
私は上顎に2本入れましたが、左右連続で行い、各数分程度でした。
最後にレントゲンを撮り、ちゃんと歯根の間に収まっているかをチェックします。
ここで場所が悪いと、位置を調整して再度植立しなおすことがあります。
費用
相場としては、1本あたり15,000~数万円程度です。
実際にアンカースクリューにかかった費用は、1カ所44,000円でした。
私は2本なので、44,000円×2=88,000円でした。
これには再手術・撤去費用も含まれていました。
けっこうお金がかかるので、私のように矯正期間の途中にアンカースクリューをする場合は、忘れたころに大きな出費がくるので要注意です。
まとめ
- 痛み ⇒麻酔が一番痛い
- 効果 ⇒固定源を強化し、効果の最大化・動かす向きの工夫・時間短縮
- デメリット ⇒食べにくさ・再手術のリスク
- 費用 ⇒相場1本あたり15,000~数万円程度
アンカースクリュー矯正は、効果が期待できる反面、日常生活への弊害や費用面での懸念が大きい特徴があげられます。
施術自体の痛みは思ったよりなかったのですが、その後装置に慣れるまで時間がかかりそうなので、スケジュールには配慮が必要だと思いました。
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