現在矯正約10ヶ月目で、アンカースクリュー矯正をしています。
アンカースクリューは歯を大きく動かしたり、治療を早めることができる優れものですが、思っていたよりめんどくさいものでした。。
アンカースクリュー手術した当日の様子▼
アンカースクリューを入れてからいろいろと不安でしたが、今回は、「アンカースクリューが取れる」というハプニングが発生。。
この記事では、ぐらぐらして抜けそうなとき~取れてしまったときの対処法と注意点についてまとめました。
アンカースクリューが抜けないようにするための対策もご紹介します。
アンカースクリュー矯正への不安解消になれば嬉しいです。
アンカースクリューが抜けそうなとき
私は、上顎の内側に2本のアンカースクリューを入れました。
アンカースクリューを入れて3,4日後、ぐらぐらして抜けそうだな…となり、
……抜けました。(涙)
具体的には、
- 手術の翌日:左のアンカースクリュー周りが腫れて、埋もれそうになる
- 手術3日後:腫れは引いたが、むしろアンカースクリューが突出してきた
- その翌日:少しずつぐらぐらしてきて、ぽろっと抜け落ちる
という流れです。
抜けたアンカースクリューがこちら
1㎝ほどの大きさで、ほんとネジって感じ(笑)
これが上顎に入っていたのもすごいな。。
ぐらぐらして抜けそうなとき
まず、アンカースクリューがぐらぐらして抜けそうだったり、取れてしまった場合はすぐに歯科医院に連絡する必要があります。
なるべくすぐに来院して診察をし、どうするかの判断を仰ぎます。
しかし、私の場合は遠出していて、すぐに歯医者には行かれない…という状況でした。
同じように時間や物理的にすぐに歯医者に行けなかったり、または不安ですぐにでも対処したい悩んでいる人も多いかと思います。
ぐらぐらしている時点では、素人が下手にいじって対処するのは衛生的にもよくありません。
医師に連絡したのち、放置です。(食事は普通にとってましたが、歯磨きやうがいで清潔に保ちました)
しかし、アンカースクリューは一度ぐらつくと、ほとんどの場合、使いものにならなくなります。
痛みはある?
痛み自体はあまりなかったのですが、ぐらぐらしている感覚がありので、その感覚が怖かったです。
ぐらぐらしていると、食事もしにくいし、徐々に刺激でぐらつきが増していき、ついにぽろっと簡単に外れました。
取れたときも痛みは全くなく、逆に綺麗に取れるもんだなあと、ほっと安心しました。(笑)
アンカースクリューが取れてしまったときの対処法
取れてしまった場合、まずは軽くうがいをして細菌対策をします。(強くゆすがないようにしましょう)
イソジンがあれば、薄めてうがいをするのも良いそうです。▼
もちろん歯医者に連絡をとって、再度埋めなおしとなります。
実際、取れたときは血はあまり出ず、ちょっと穴が開いてるかな?程度で痛みもなく、食事も問題なくとれました。
清潔に保つため、食後は歯磨きとうがいをするようにします。
私の場合は外れたネジは提出することなく自分で処分したのですが、念のため保管しておくと安心です。
外れても普段通りの生活ができました。
むしろ、口の中に解放感があった(笑)
アンカースクリューが抜けそう・取れたときの注意点
- すぐに歯医者へ連絡する
- 口の中は清潔に保つ
- 硬い食べ物や、粘着質な食べ物は避ける
- ぐらついてるときは、誤飲に気を付ける
ぐらぐらしているときに食事をしていると、外れてネジを飲み込んでしまう危険性があるので要注意です。
アンカースクリューが抜けそう・取れる原因
アンカースクリューが抜けそうだったり、取れてしまう主な原因はこちら
- 感染している(腫れる)
- ブラッシング不足
- ブラッシングしすぎている
- 顎の骨が柔らかい
アンカースクリュー周りが腫れていると感染している可能性があります。
私は、ぐらついてもなく問題なかった右側のネジも、腫れて感染していたため、結局抜くことになりました。
清潔に保つためには、タフトブラシでブラッシングすることがおすすめですが、ブラッシングのし過ぎもよくありません。
優しくこすってうがいをし、清潔にしておきましょう。
タフトブラシを通販で確認する▼
ただ、どんなに気を付けていても、もともと顎の骨が柔らかくてネジが安定しにくい場合もあります。
特に女性は骨が柔らかい場合が多く、抜けやすくなってしまいます。
その場合は仕方ないので、場所を少しずらして、再度埋めなおすしかありません。
アンカースクリューが抜けそう・取れることによるデメリット
アンカースクリューがぐらついたら、ほとんどの場合が再手術になります。
料金は再手術代もあらかじめ含まれていることが多いですが、矯正期間が予定より延びてしまいます。
一度抜いた後は、空いた穴がある程度治ってからその近くに埋めなおすので、「また1か月後に入れましょう」となります。
そしてアンカースクリューを入れてから安定するまでにも、1か月ほど期間がかかります。
早く矯正を進めたいのに、ここでタイムロスしてしまっているようで歯がゆい。。
私の場合、再手術のときにもう片方も腫れて感染していたことが発覚…。
そっちも抜いて両方再手術に。。合計2か月もタイムロス(泣)
アンカースクリューが取れないようにする対策
顎の骨の柔らかさはどうしようもないですが、アンカースクリューが取れないようにするための日ごろの対策を紹介します。
・噛み方に注意する・・・食事の際に、固いものを食べるときは少し小さめにして口に入れる、粘着性の強いものは控えるなど噛み方や食べ方、食べ物に注意して過ごしましょう。
・指や舌であまり触り過ぎない・・・矯正装置やアタッチメントなどが気になって、つい指や舌で装置を触ってしまいがちですが、矯正装置の不具合が生じたり取れやすくなってしまうため注意が必要です。
引用元:しげた歯科・矯正歯科医院
食事面での注意や、舌でいじりすぎないことが大切ですね。
そのほか、適度なブラッシングで清潔にしておくことも必要。
ただしやりすぎもNG
特にアンカースクリューを入れてから数日は不安定なので、軽く食べかすを除く程度か、うがいですましておきます。
アンカースクリューは取れやすい?
アンカースクリューの成功率は、80%程度です。
2割の人は抜けてしまったり、感染して腫れてしまい、再手術…となります。
アンカースクリューはこういったリスクもあり、食べ物も食べにくいし、正直めんどうに感じてしまうのですが、矯正への効果としては大きく役立ってくれます。
以前は、ヘッドギアという頭にかぶせていたものが、ネジ1本でできるようになったのはありがたい医療の進歩なのでしょう。。
まずは、アンカースクリュー周りが腫れていたり、少しでもぐらつきを感じたら、すぐに歯科医院に連絡することをオススメします。
次の予約日を待っていると、その分矯正期間が遅れてしまうので、できるだけ早めに見てもらうようにしましょう。
まとめ
アンカースクリューが抜けそうなとき、取れてしまったときの対処法をまとめます
- すぐに歯医者へ連絡する
- 口の中は清潔に保つ
- 硬い食べ物や、粘着質な食べ物は避ける
- ぐらついてるときは、誤飲に気を付ける
少しでも違和感を感じたら、矯正歯科に連絡して相談することが大切です。
ぐらついてしまうとほとんどが使い物にならないので、なるべく早く再手術を受けに行きましょう。
<更新>打ち直しの再手術してきました
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