自分に合った歯列矯正の種類の見つけ方|器具のメリット・デメリット比較まとめ

歯列矯正といっても、ワイヤー矯正や裏側(舌側)矯正、マウスピース矯正など、さまざまな矯正の種類があります。

治療期間や費用、目立ちにくさといった特徴がそれぞれ違っており、クリニックによっても対応できる矯正器具の種類が異なります。

せっかくお金をかけるなら、自分に合った矯正の種類を選択したいですよね。

この記事では、矯正の種類と、それぞれメリット・デメリットや期間、費用について解説していきます。

歯列矯正を始めるか迷っている人に参考になれば嬉しいです。

目次

歯の矯正の種類

歯列矯正の種類には、ワイヤー矯正(表側矯正)、裏側(舌側)矯正、マウスピース矯正が主流です。

それぞれの特徴を簡単にまとめたものが以下の表です。

ワイヤー(表側)矯正裏側(舌側)矯正マウスピース矯正
期間2~3年3年程度1~2年
費用(万円)70~130100~15050~100
適応範囲
目立ちにくさ
食事しやすさ
痛みにくさ
通院頻度月1回月1回1か月半~3か月に1回
抜歯必要によって有り必要によって有り基本的に無し
※個人差があります

それぞれのメリット・デメリットや、その他の矯正の種類についても紹介していきます。

ワイヤー矯正(表側矯正)

〇どんな矯正?

ワイヤー矯正とは、歯にブラケットと呼ばれる四角い小さな装置を歯科用接着剤で貼り付け、そこにワイヤーを通して歯牙を移動させ歯列や咬み合わせを整える一般的な歯列矯正です。

引用元:南青山矯正歯科クリニックHP

メリット

  • さまざまな症例に対応でき、適応範囲が広い
  • 大きく動かすことが出来る
  • 比較的短期間で成果が出やすい
  • 他の矯正方法より安い
  • 取り外し不要で手間がかからない

症状も幅広く対応が可能で、短期間かつ費用を抑えられるため、コスパの高い矯正種類といえます。

一番オーソドックスな歯列矯正で、対応している矯正歯科クリックも全国に数多くあります。

デメリット

  • 矯正器具が目立ちやすい
  • 矯正器具の分、口元が前に出る
  • 痛みを感じやすい
  • 金属で口腔内が傷つくことがある
  • 硬いものや粘着質な食べものは、器具破損の恐れがある

私は表側矯正を選択しましたが、一番気になっているのが見た目のところです。

表側についている矯正器具が目立ちやすいので、口を開けて笑ったり、食事したりする際に気になってしまいます。

今はマスク生活が多いからまだ良かったですが、こういった見た目が気になる人は、マウスピース矯正か裏側(舌側)矯正を検討してみましょう。

実体験については、こちらの記事で詳しく解説しています

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目立ちにくい「審美ブラケット」

どうしてもワイヤーが目立ってしまう表側矯正ですが、「審美ブラケット」だと、透明なブラケットや、白くコーティングされたワイヤーを選択できます。

ただし、価格が上がるのと、強度が弱くなりやすいため、症状によっては選択できないことがあります。

取り扱いのないクリニックもあるので、最初にクリニックに相談が必要です。

裏側矯正(舌側矯正)

〇どんな矯正?

裏側矯正(舌側矯正)とは、ワイヤー矯正の術式のひとつで、歯の裏側(舌側)に金属製の矯正装置を付け、そこにワイヤーをとおして歯牙移動を促すことで、歯列不正や不正咬合を改善することを目的とした矯正技術です。歯科では舌側矯正(ぜっそくきょうせい)といい、一般的には裏側矯正と呼ばれることもあります。

引用元:南青山矯正歯科クリニックHP

メリット

  • 矯正装置が目立たない
  • 取り外し不要で手間がかからない

裏側(舌側)矯正は、目立ちにくいワイヤー矯正として人気の種類です。

私の周りでも裏側矯正を選択している人は多く、抜歯をすると一時的に歯抜け状態になって矯正しているのがわかりますが、矯正器具が見えないので、見た目の抵抗感が少なくて済みます。

デメリット

  • 価格が高い
  • ドクターの高度な技術が必要
  • 表側矯正より矯正力が弱い
  • 表側矯正より適応範囲が限られる

表側ワイヤーと比べると、費用も期間もかかってしまう傾向にあります。

裏側矯正に対応できるクリニックは限られているため、事前にチェックが必要です。(私の通っているクリニックでは裏側矯正は対応していませんでした)

クリニックの裏側矯正の症例を調べたり、初診相談で直接聞いて確認しておきましょう。

表側矯正と裏側矯正の比較は、こちらの記事で解説しています。▼

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マウスピース矯正

〇どんな矯正か?

マウスピース矯正は、ワイヤーやブラケットを使用せずに、透明なマウスピースの装着により歯牙の移動を行う歯列矯正治療です。

歯科医師による診査・診断のもとに製作された着脱可能なマウスピースを、段階的に交換していくことで、歯牙移動が起こります。

引用元:南青山矯正歯科クリニックHP

メリット

  • 矯正装置が目立たない
  • 着脱ができ、食事制限がない
  • 歯磨きもしやすいので、口腔内を清潔に保てる
  • ワイヤー矯正よりも痛みを感じにくい
  • 金属アレルギーや、金属で口腔内が傷つく心配がない
  • 通院頻度が低い(1か月半~3か月に1回)

目立ちにくい歯列矯正として、最も人気の高いのがマウスピース矯正だと言えます。

美意識の高い芸能人は、マウスピース矯正を行っている人が多いです。

取り外しができるので、結婚式など大事な場面で一時的に器具を取ることができます。

デメリット

  • 適応範囲が限られる
  • 装着時間を守らないと、治療が遅れる(1日20時間程度)
  • 洗浄など自己管理が必要
  • 食事や間食のたびに、外す必要がある
  • 毎食後は歯磨きをしないと、虫歯のリスクが高まる

対応できる症状が限られているため、クリニックにまずは確認が必要です。

マウスピース矯正は、取り外しが可能ですが、装置の洗浄が必要で、毎日の自己管理が求められます。

一方、その目立ちにくさや、制限の少なさから、女性や、芸能人にも人気のある種類の矯正です。

マウスピース矯正は芸能人にも人気が高く、実際に芸能人が来院してる様子がSNSにもあげられています。

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その他いろいろな種類の矯正があります

表側ワイヤー、裏側矯正、マウスピース矯正以外にも、以下の矯正の種類があります。

上記でご紹介した矯正と組み合わせて行う場合もあります。(例えば、私の場合は、表側矯正+インプラント矯正を組み合わせています。)

クリニックによって治療方針や、対応できる矯正種類が異なるので、初診相談や見積もりは、3つ以上のクリニックで比較検討することをオススメします。

ハーフリンガル矯正上が裏側・舌が表側といった、上下で異なる矯正装置を付ける方法。目立ちにくく、両方裏側より費用を抑えられます。
インプラント矯正アンカースクリューというネジを歯茎に埋め込み、それを土台にして引っ張る方法。ワイヤー矯正と併用して行い、より強い力で、大きく動かすことが出来ます。
セルフライゲーションブラケット矯正適切な弱い力をかけて、歯を効率よく動かせる方法。見た目はワイヤー矯正と変わらないが、少ない痛みで早く治療することができます。
床矯正装置顎の裏側にはまる土台をつくり、そこを支点にワイヤーで力をかけて歯列を側方拡大する方法。抜歯が必要なく、子ども向けですが、大人にも適用できることがあります。
リテーナー矯正矯正完了後、後戻りを防ぐ保定装置として用いられる装置。マウスピース型や簡易的なワイヤー型。
セラミック矯正歯を削ってその上からセラミックの被せ物をかぶせて歯並びをキレイに見せる審美治療です。

芸能人にも人気の高いセラミック矯正は、見た目の美しさを追求した矯正治療です。

人気モデルの藤田ニコルさんも、セラミック矯正を行ってると公表しています。

セラミック矯正で口コミ評価の高かった南青山矯正歯科クリニックの口コミ詳細や特徴を以下の記事でまとめているので、気になる方はご参照ください

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自分に合う歯列矯正の種類はどれ?

歯列矯正の主な3つの種類をまとめました。

ワイヤー(表側)矯正裏側(舌側)矯正マウスピース矯正
期間2~3年3年程度1~2年
費用(万円)70~130100~15050~100
適応範囲
目立ちにくさ
食事しやすさ
痛みにくさ
通院頻度月1回月1回1か月半~3か月に1回
抜歯必要によって有り必要によって有り基本的に無し
※個人差があります

種類によって、期間や費用、目立ちにくさなど異なりますが、「自分はどこを重要視するか」で選択することが大切です。

お部屋選びと同じで、あれもこれも、と全ての条件をあてはめるのはやはり難しいです。

私が矯正を選んだ時のポイントは、「完成度の高さ(口ゴボ改善のため)」と「クリニックの信頼性(口コミと初診で判断)」でした。

たくさんのクリニックに行き、さまざまな矯正種類を検討しましたが、最終的に矯正中の見た目よりも矯正後の変化に期待して選択しました。

しかし、矯正期間は約数年と長いため、矯正中の見た目や過ごし方についてもよく考えておく必要があります

矯正中のデメリットについては、こちらの記事を参考にしてください

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まとめ

歯の矯正の種類についてまとめましたが、それぞれ歯列の状況や、自分の理想形(そういう状態がゴールなのか)によって、向いている矯正種類が異なります。

まずは、それぞれの種類の特徴と、重要視したいポイントをおさえ、実際にいろいろなクリニックに行って相談することが大切です。

歯列矯正を始めると、クリニックとは数年間の付き合いになります。

  • 実際に話してみて真摯に向き合ってくれるか
  • 症例など実績はあるか
  • 口コミや評判はどうか

などを調べ、比較してみることをおすすめします。

歯列矯正のはじめ方については、以下の記事で徹底的に解説しています

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この記事を書いた人

20代都内OL/企画職/JADP認定メンタル心理カウンセラー
【歯列矯正・エラボトックスでコンプレックス解消した方法】
社会人から始めた美容投資|歯列矯正でEライン
・エラボトックスで小顔|
ー変化の激しい20代を素敵に生き抜くー
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